木のまち「新木場」は木のまちではなくなりつつある

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新木場周辺
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江東区にある新木場という町・・・
「木の町ではなくなりつつある」というより、
もう既に木の町ではなくなっている・・・

新木場駅改札を出てエスカレーターを下っていくと、駅前ロータリーがあります。
向かって最も左(東側)に原付バイク置き場、自転車置き場、一般車乗り入れ可、
次にタクシー乗り場、そしてバス乗り場があります。
向かって一番右(西側)のバス乗り場は、会社などの貸し切り送迎バスが停まります。
そこにはトーテムポールとこんな看板が立っています。
「木のまち新木場」

そう新木場は新木場というだけあって木の街なんです。
この画像からは新木場が木の街だなんて思えませんが、
気づいている人は気づいていると思います。

新木場駅構内には木を使ったモニュメントや木を使った壁などが見受けられます。
新木場が木の街であることを主張しているかのように・・・。

ところで木の街って何?

木場という町に集まっていた材木商達を、
地盤沈下や立地条件の悪化を理由に木場から新木場に移転させたんですね。
それはかなり大掛かりな移動だった思います。
1972年から1980年にかけて移転したそうです。
新しい材木置き場としての町「新木場」。
最近では築地にあった築地市場を豊洲へ移転させ、豊洲市場にといった感じです。

しかし当初600件以上あった材木屋も、現在では200件くらいに減ってきたそうです。
材木の流通経路が変わったことと、住文化の変化が主な理由だと思います。
それでも200件くらいあるという材木屋を見ると、
「昔は繁盛したんだろうなぁ」と、そんな思いにもなります。

こんなふうに材木が立て掛けられてある風景は新木場という街、独特な風景です。

道路脇にはまな板が売ってたりもします。

運河には木が流れていかないように石の壁が立っています。
かつてはこの運河に木が沢山浮いていたそうです。

木が浮いてない運河を見ると、なんか寂しい気もしますが、
これも時代の流れで仕方ないことなんでしょうね。
もう二度と材木商達で賑わう新木場に戻らないんでしょうね・・・。


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