もしかして果物は、なんでも冷蔵庫で保存すれば良いと思っていませんか？
それ本当はNGなんです。
果物には冷蔵庫で保存した方が良いものと、良くないものがあります。
その違いをこれからお伝えしていきます。
果物には追熟するものと、しないものがあります。
追熟とは果物が収穫後、熟成を続けることで味や香り、食感が変化する現象のことです。
追熟する果物は熟してから更に美味しさが増す一方、追熟しない果物は収穫時点で最も美味しい状態であることが多いです。
このブログでは追熟する果物と、しない果物の違いについて詳しく解説していきます。
さらに追熟する果物の保存方法、追熟しない果物の保存法も紹介していきます。
果物の魅力を存分に味わうために、果物の追熟に関する知識と、果物の保存方法の知識を深めていきましょう。
追熟とは何か
追熟とは、果物が収穫後に成熟を完了させる過程のことです。
果物が追熟することで、食べごろの状態になります。
追熟は果物独特のメカニズムで行われ、多くの果物は追熟によって甘みや香りが増し、食味がより楽しめるようになります。
追熟の意味とメカニズム
追熟とは、果物が収穫後に成熟を完了させる過程であり、果物がより食べごろになる過程です。
追熟は果物が内部でエチレンガスを生成し、その影響で糖分が増加し、果皮の色が変化していきます。このメカニズムによって、果物はより美味しくなります。
追熟がもたらす効果
追熟によって果物は甘味が増し、食感や香りが豊かになります。
例えば、バナナは追熟することで甘みが増し、柔らかくなります。
また、果皮の色合いも変化し、視覚的にも食欲をそそります。
追熟によって果物が持つ魅力が引き立ちます。
逆に追熟しない果物は、甘みが増すとか、美味しくなるということにはなりません。
追熟する果物としない果物の違い
追熟する果物としない果物の違いは、主に収穫後に成熟を完了するかどうかです。
例えば、バナナやアボカド、メロンなどは追熟する果物であり、収穫時点ではまだ食べごろではありません。
一方でリンゴやオレンジなどは収穫時に既に食べごろであるため、追熟しない果物と言えます。
追熟を促進する方法
果物の追熟を促進する方法はいくつかあります。
例えば、エチレンガスを出す果物と一緒に置くことで、他の果物の追熟が促進されます。
しかし、エチレンガスを出す果物と一緒に密閉された場所で保存すると、他の野菜果物に影響が及び、傷む原因になってしまいます。
エチレンガスを出す果物と分けて保存することが大事です。
エチレンガスを出す果物にはリンゴ、洋梨、メロン、アボカドなどがあります。
また、冷蔵庫よりも常温で保存することで追熟が早く進みます。
果物の切り方や食べ方によっても、追熟が影響を受けることがあります。
追熟しない果物
追熟しない果物とは？
追熟しない果物は、収穫時点で最もおいしい状態にあります。
これらの果物は、収穫後にエチレンガスという植物ホルモンの生成がほとんど行われないため、風味や食感が変わりません。
追熟しない主な果物には、以下のような果物があります。
スイカ、ブルーベリー、イチゴ、ぶどう、日本梨、サクランボ、オレンジ
追熟しない果物の保存方法
追熟しない果物の保存方法を紹介します。
- 冷蔵保存が推奨されます。低温で保存することで鮮度を保つことができます。
- 果物が乾燥しないようにラップで包むか密閉容器に入れて保存します。
- できるだけ早めに消費することが重要です。
追熟する果物
追熟する果物とは？
追熟する果物は、収穫後にエチレンガスの生成が続き、果実がさらに柔らかくなり、風味が増します。これにより、収穫時点ではまだ硬かったり、風味が不足していたりする果物も、時間をかけて食べごろを迎えます。
追熟する主な果物には以下のような果物があります。
バナナ、アボカド、メロン、キウイ、桃、西洋梨、みかん、梅、プルーン
追熟する果物の保存方法
追熟する果物の保存方法を紹介します。
- 追熟が必要な場合は室温で保存します。
- 追熟を早めるためには、エチレンガスを放出する果物（リンゴやバナナなど）と一緒に紙袋に入れて保存します。
- 追熟が進んだら、食べごろを逃さないように冷蔵庫で保存します。
追熟する果物と追熟しない果物 まとめ
追熟する果物と追熟しない果物について、追熟の意味や効果、違い、そして追熟を促進する方法について紹介しました。
追熟しない果物は収穫後すぐに新鮮なうちに食べ、追熟する果物は適切な保存方法で食べごろを見極めることが重要です。
果物の追熟によって、より美味しく楽しめることを覚えておくと、食卓がより豊かなものになるでしょう。
果物を食べる際には、追熟についても意識してみてください。
